男性の美容整形ニーズの中でも多いのが、
ワキガ治療です。

ワキガの原因

ワキガの原因はアポクリン汗腺です。
人間の体には、数多くの汗腺があります。
その汗腺の中でもわきの下に多く存在する
アポクリン汗腺が原因になります。

アポクリン汗腺から発汗した汗には、
アンモニア、脂質、脂肪酸など臭いの元となる物質が多く含まれています。

これの物質は、他の汗腺には含まれていません。
この臭いの元になる成分が多ければ多いほどワキガ臭が強くなります。

そして、それらの成分プラス皮膚の表面に付着している細菌が
反応し分解されて、ワキガ独特のいやな臭いが発生するのです。

アポクリン汗腺が多い人はワキガの症状がある傾向にあります。

それでは、ワキガは遺伝するのでしょうか。

そのとおり、ワキガ体質は遺伝することが確認されています。
両親共にワキガの場合は約8割の子もワキガに、
親の一方がワキガの場合は約5割の子がワキガになります。

アポクリン汗腺は耳の穴の中にもあるため、耳垢がやわらかい
とワキガになりやすいかわかります。

耳垢がやわらかくてもアポクリン汗腺の発達には個人差がありますので、
あくまで目安です。

ワキガ治療

ワキガ治療は、健康保険で治療できるものと出来ないものに分かれます。

剪除法（健康保険適用）	わきのしわに沿って１ヵ所切開し、アポクリン汗腺やエクリン汗腺、皮脂腺を取り除きます。 主に臭いに関係が強いアポクリン腺だけでなく、汗の量に関係しているエクリン汗腺も減らせる為、汗の量も減ります。5万円程度（保険診療）
超音波吸引法	カニューレと呼ばれる細い管を使用して、臭いの元であるアポクリン腺を吸い取ります。 どちらかというとワキガの臭いの軽い方に適応となる治療法です。剪除法に比べ効果がやや劣る傾向にあります（剪除法では90%以上の効果、吸引法では30～40%程度の改善）。
シェーバー法（クアドラカット法）	高速回転する刃で汗腺組織を削り取る方法。 チューブの先端に1分間に3000回転以上動く「回転刃」と脂肪吸引ができるほどの強力な吸引器を取り付けてあるカニューレを使用するため、小さな切開で治療可能。 汗腺が取れたことを医師が直接目で確認することができない点が欠点です。40万円～
ボトックス	ボツリヌス菌から作られたボトックスを使用します。 筋肉が収縮して汗腺が細くなるため、発汗を抑えることができます。 根本治療ではありません。持続期間は約6ヶ月です。 84,000円～